JOURNAL

ポテトサラダの文学

ポテトサラダは、多くの文学作品に登場する。
10月10日、ポテトサラダの日にあわせてシーンを集めてみた。

 

「朝の五時半にやくざなサンドウィッチをミルクで流しこみ、そのあとキッチンでポテトサラダを食べて以来何も口にしていないのだが、食べ物のことを考えただけで胃が身を固くするのが感じられた。」

村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』

 

「いまの僕の体を化学的に分析すると、ハワイの典型的なマカロニ・アンド・ポテト・サラダをおなじく化学的に分析した結果と、どこか似たものとなるのではないか。」

片岡義男『ラハイナまで来た理由』

 

「あんたの口ひげには、ジャガイモをつぶしたポテトがくっついていますよ。」

ロフティング『ドリトル先生と秘密の湖』

 

真ん中の棚に、皿に盛った鶏の唐揚げとポテトサラダが入っていた。

東野圭吾『秘密』

 

ポテトサラダと胡瓜のサンドイッチだが、辰夫はコーヒーで流し込むように平らげて、そえられたパセリまで食べてしまった。

小林信彦『夢の砦』

 

「それから彼は、たったいまかきまぜていたポテトサラダを、しぶい顔つきで見おろした。」

スタインベック/大久保康雄訳『怒りの葡萄』

 

「確か、昨夜、スーパーで買ったポテトサラダとおにぎりを入れておいたはずなのに。」

桐野夏生『OUT』

 

「部屋にもどって、むさぼるようにしてパンとポテトサラダを食べた。」

群ようこ『アメリカ居すわり一人旅』

 

ポテトサラダを他の食品に置き換えると、全く違う情景になってしまう。