JOURNAL

日系ブラジル3世、ノリオさんのケール。

ケール

ノリオさんは日系ブラジル三世。PAIZAOという農園をやっている。日焼けした顔にサングラス、ハスキーボイス。靜岡弁バリバリで、どこからか携帯電話がかかってくるとスペイン語で話している。謎なイメージのひと。ケール、香菜、ビーツ、セルバチコ(ワイルドルッコラ)など、ちょっと癖のある、好きな人はたまらなく好きなタイプの野菜を育てる名人でもある。「僕がつくると、どの野菜も香りが濃く育つんだよね。」その言葉が嘘ではないことが誰にでもわかる。ビニールハウスの中に入るとワイルドな香りに全身が包まれる。ニョキニョキとサボテンのように育ったケールが元気よく迎えてくれる。ケールは植えてから60日間で収穫できるようになると言う。

ケールって、サボテンみたい

現在、PAIZAOの社長は、ノリオさんの息子さんが継いでいる。社長にモットーを聞いてみたら「失敗も笑顔で」と笑う。とにかく失敗が多いので笑ってなければやってられないそうだ。例えば、アボカドの栽培にもチャレンジ中。陽に灼けてしまうので、中々うまくいかないらしいが、それでもアボカド1個の実が1キロもあったというから、成功すれば、巨大な静岡アボカドが誕生する。他にも、キャロライナリーパー、トリニダートスコーピオン、ブートジョロキア、ハバネロといった4大激辛唐辛子の栽培にもチャレンジしているらしい。とにかく栽培している作物も強烈だが、それに負けないくらいノリオさんも息子さんも豪快そのもの。笑顔が似合う。ノリオさんの畑から、次はどんな野菜が仕入れられるか、ついドキドキしてしまう。

葉っぱがチリチリしたケールの品種もある。
レタスを収穫するノリオさん
収穫用の台車は自分たちでつくった