JOURNAL

畑直送の、野菜の花たち。

畑直送の、野菜の花たち。

旅先で、畑一面に花が咲いている光景に出会うことがある。なんの花だろうか。
車を止めて写真を撮りたくなる。花の香りを嗅ぎ、葉っぱに触れてみたくても、なんだかイケないことをするようで勇気が出ない。すると、農家の人が「何本でも持っていっていいよ」「野菜を収穫した後、抜くのが忙しくて花が咲いているだけだから」と話しかけてくれる。夜空を眺めても星座の名前がわからないように、ボクたちは畑の花を見ても野菜の名前がわからない。花が咲く前に食べる野菜なのか、花が咲いた後に食べる野菜なのか、野菜の一生を知らなすぎる。都市でサラダを食べながら、畑ではどんな野菜が花を咲かせているのか、青空や雲や風といった風景も一緒に味わうことができたらどんなに豊かだろう。

畑直送の、野菜の花たち。
アーティチョークの蕾。紫色の花が咲きます。
畑直送の、野菜の花たち。
スティックセニョール(茎ブロッコリー)の花。
どんな香りがするのだろう。

 

都市のサラダ店に、畑から直送された野菜の花々を飾る。ちょっと新しい試み。観賞用に栽培されたものではないから、切り取られて、どれくらい日持ちするのか誰にもわからないし、長雨や日照りなど、天気の変化によって花が手に入らない日もある。それでも、畑と、農家の人と、都市の生活が、可憐で美しい花を通してつながったら豊かさの何かが変わっていく。今日はどんな野菜の花が届いているかしら。摘みたての野菜の花の香りをお楽しみに。

畑直送の、野菜の花たち。
キッチンケールの花。食べたら、どんな味がするのだろう。